私が開院した理由

私が開院した理由

みなさん、はじめまして。

「頭痛・肩こり・股関節痛」が得意な整体師の菅井広孝です。

よく他の整体師の先生のプロフィールには、

『自分自身の痛みが整体院で回復したから
 整体に興味を持ち始めた!

というご自身の辛い経験から
整体師になる方が多いようですね。

私もそんなカッコいいプロフィール
を書きたかったんですが、

残念ながら、

どこかが痛かったという経験はあまりありません。

むしろ今まで、今現時点でも痛みとはほぼ無縁の生活を送っています。

(頭痛、腹痛は人並みにありますよ(^▽^;))

そんなにドラマティックな出来事がなかったので、
今までプロフィールを書くのを避けてきていました。

しかし、先日の勉強会でワークをやった結果、
意外と書く事があったので、ようやくですが自己紹介させていただきます。


私がなぜ整体師を志したのか!?

私は大学卒業後、数年間は父の経営する会社に勤務していました。

その時には、浴場施設の設備関係の仕事をしていましたので、
必要に迫られボイラー技師の資格を取り働いていました。

この時365日のうち、休みは年始とお盆の確か5日のみという生活でした。(本当に)

機械のトラブルがあると、夜中に呼び出されることも少なくありませんでした。

休みのない日々に、最初は嫌々ながらも働いていましたが、
しばらくすると慣れてきて、2代目として仕事を継ぐ気持ちでいました。

途中、儲かりそうだ!
という簡単な理由で宅地建物取引主任者の資格も取りました。
しかし不動産業も資格と実務とはまた別で、
資格を取ったからといって、中々仕事になりそうにありませんでした。


ある時、5日間の経営セミナーに参加した時、

「あなたの仕事、またこれから発展させていきたいと考える事業は、
世のため人のために役立つ仕事か!?」

という質問をされました。
そうでなければ、事業として成り立っていかないと教えられたのです。
仕事をしている事自体、何らかの役に立ってはいるはずです。
誰かが必要としてくれるから、その仕事がある訳ですから。

それは間違いない事でしょうけれど、
以前の仕事は、対象になるお客さんが業者だったので、

感謝されたり感動されるような具体的な場面が、
その時は全く思い浮かびませんでした。

値切られたり、支払いが遅れたり、
クレームをつけて支払おうとしなかったり、
そんな場面ばかり頭の中に浮かんできたんです。
その勉強会のあと、将来の事を考えると、

収入面、2代目としての悩み、
このまま休み無く働くのか?

対業者との対応で延々とストレスを抱えていくのか?

そして、「世のため人のため」に働いているという実感、
充実感を味わうことができるのか?

と考えるようになりました。

中学の頃になりたかった職業に「教師、警察官
そして「考古学者」の3つがありました。

教師や警察官は、社会経験のない中学時代の私にとって、
人の役に立つ仕事と考えた時にすぐに思い浮かぶ
一番身近でイメージしやすい職業だったから、そう考えたんだろうと思います。

考古学者は「世界遺産」などの遺跡が好きだったので、
趣味の延長で考古学者になれたら良いなぁ~といった程度でした。
ですから本当は人に喜ばれる仕事がしたい!できれば

目に見える形で役立つ仕事をしたい!

それが勤労意欲に繋がるし充実感を味わえるだろうから。

という気持ちがず~っと残っていました。
きっと誰しもが持つ感情でしょうけれど、
若いころはピュアだったんですね。(苦笑)



そんな風に悶々と悩みを抱えていたある時、
父親がギックリ腰になり整体に行ってきたんです。
帰ってきたら

「あの整体はすごい!」

と大絶賛!
そして

「そこの整体院で整体のセミナーやってるみたいだったんで、金払っといたから、お前行ってこい!」

と半ば強制的に、でも自分でお金を払った訳でないので、
ラッキー♪という気持ちもあって参加しました。

その整体師というのが、
私の師匠の「よくなる整体院」の中村守先生でした。
参加してみたら、
何やら、ゆらゆら揺らしたり、かるく触ってるだけで、

「こんなんで本当に効くんかねぇ?」

と疑いたくなるような整体だったんです。

しかし父が実際に回復したのは事実です。

そのセミナーは2日間の講習後、
2ヶ月間、月に一度フォローアップセミナーがありました。
それまでの間、

「いろんな方に整体の施術をして、
 疑問があったら次回のフォローアップの時に聞いて下さい。」

と言われたので、一番身近だった祖母に整体を試みました。
当時右膝が曲がらなく、正座ができなかったんです。
ところが、

ド素人の私が何度か施術していたら、
祖母の膝が完璧に曲がるようになってきました。

これには私も驚きました!

そして、祖母は喜んでくれるし、
施術をやってて楽しいし、気分はいいし、
何より

役立っている感じがものすごくありました。

そんな事があって、そのフォローアップセミナーに参加するたびに、
徐々に整体師というものに興味が湧いてきました。

そして、そのセミナーを受けて半年後、
整体師になるために整体学校への入学をしていました。

ですから、私自身がカラダに痛みがあった訳ではないんです。
私の仕事に対する思い・悩みに、整体がピッタリだったんです。


ひょんな事でこの整体という道に進んできた私ですが、
涙を流して

「先生、神様だぁ~」
(本当に時々あるんですよ)

なんて回復した患者さんに喜ばれたあの瞬間は、

「こんな自分でも、人にこんなに喜んでいただけるんだ!」

と社会で人の役に立っていると心の底から実感できました。
そんな風に喜んでくれる患者さんがいると、
私まで涙がこぼれそうになって一緒に喜んでしまいます。

これが施術家冥利につきるということか!

としみじみ感じる出来事なんです。
そんな瞬間が、また仕事に対するモチベーションを上げてくれます。
しかし時には、夢を見ていて飛び上がる時があり、

「やばい!予約(の患者さん)いたんだ!遅刻する!」

なんて休日に目が覚めてしまいます。
眠っていても常に気が張ってるのかな?なんて心配になる事があります。(苦笑)

  


最後に私自身の自己紹介

私は、あまり声を張って話せないので、カラオケ屋やうるさい場所が苦手です。
普段モソモソ話してしまう自分の話し方が嫌なんですが、
司会業をやっている患者さんから

「治療受けるとき、先生の声のトーン丁度いいですよね~眠くなっちゃいます♪」

と何度か褒められた事があります♪
私はあまり深刻に考え込まない方です。
翌日には嫌な気持ちがすっぱり無くなっています。
これは私の長所と言えるでしょうか?

そして、本当に最後です。
長々とお読みいただきありがとうございます。

皆さん調子が悪い時はどこに行きますか?

私も含め、大概の方は病院だと思います。
次に、保険の利く針灸や接骨院。
それでもダメなら、「どこか良い所ないかな?」
最後の最後に来るのが、

保険の利かない整体院。

という事は、患者さんたちは

本当に困ってやってくる方ばかり

です。

病院で回復した方、針灸・接骨院で回復した方は
整体院にはやってきません。

どこに行っても良くならない方が患者さんに多いんです。
そんな、すがるような気持ちでいらっしゃる方々を

少しでも今まで以上によくなるようにしたい!

そんな気持ちで仕事をしています。

カラダは十人十色。

同じ腰痛といっても原因は様々です。
という事は調整方法も皆さん異なります。
時には聞いた事もないような病名の方も来ます。
ですから日々学びです。
だから、

全身全霊で施術させていただきます!